イロイロカケラ

オタクで腐女子なオバちゃんのたぶんお絵かき中心ブログ。10/7/1からFC2。それ以前の記事は前のブログで描いたものです。※版権物の二次作品は権利者と全く関係ありません。画像の無断転載禁!

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オリジナルBLSS2:sweet rain ,sweet pain 

参った☆
前回書いたSSの二人が勝手に頭の中で動き出してしまいました。
別にシリーズにしようとか思ってなかったのになあ…
こんなんだったらキャラの名前ももっと真剣に考えるんだった☆

てなワケで、またオリジナルBLSSです。
(今回もエロなし)
前回の続きなので、まだ読んでない方はそちらを先にどうぞ。
BLが苦手な方は回れ右で。



★★★★★★★★★★


朝、僕の携帯にあるメールが届いた。

「title:おはよ
from :安斉良亮

ヒマだったら会わない?」

これをどう解釈したら良いのか。
僕は小一時間眉間にシワを寄せて悩み。

そして

結局昼過ぎに駅前のスタバで待ち合わせた僕達は、今こうして向かい合ってる。
「………」
「関矢、ストロー噛みすぎ」
「え?!」
「…たく。何そんな緊張してんだよ」
安斉は笑うけど、そんな平然としてる方が変じゃないか?
あれから僕達はお互いその話題には触れず単なるクラスメートとして過ごし、5日前に卒業式を済ませた。
てっきりこのまま『なかった事』にして過ぎていくんだろうな。
…そう思ってたのに。
こんな不意打ち。
「ん?なんか言いたい?」
安斉が面白そうに僕の顔を覗き込む。
「…なんだよ…いきなり呼び出して……ほっといてくれたらもう付きまとわないのに」
上目使いで睨みつけると今度は安斉が目を丸くする。
「…誤解されてんだなー。今日は関矢と親睦を深めようと思っただけなのに」
「はぁ?!」
「だってさ、せっかく関矢と2年も一緒のクラスだったのにほとんど話してないだろ。この度お近づきになった事だし、一緒に出かけてお話でもしようかと」
信じられない。
なんでこの男はそんな発想が出てくるんだ?
「おっ…俺の気持ち知ってるくせに…なんで…」
「ダメ?」
「そっそんな、まるでデートみたいな事…」
しどろもどろになる僕を見て、安斉はニッと笑って立ち上がる。
「よしっ!じゃあデートいこっか!」
えええええ?!

慌てて安斉の後を追う。
「ど、どこ行くのさ?!」
「んー、やっぱデートっぽくするんなら映画とか?」
安斉はイタズラっ子みたいな顔をして近くのシネコンの扉を開けた。
「でも俺映画ってよく分かんないんだよな」
自分で決めておいてなんて言いぐさ。
こいつの優等生はかなり適当だったらしい。
「だから関矢の好きなの選んでよ」
…だからその笑顔は反則だよ。安斉。
上映リストをざっと眺める。
そうだな…この中なら…
「これがいい」
「おっけ」


「あーーー!面白かった!!」
伸びをしながら満面の笑顔の安斉。
「だろ?」
「インドのミュージカルなんて初めて見た!こんな面白いのな!」
僕のチョイスを喜んでくれて素直に嬉しい。
「でも、関矢があーゆーの選ぶと思ってなかった」
「そう?」
「うん。ラブストーリーとか選ぶのかと思った」
「…男が好きだからってそんな女っぽい趣味してないよ…」
安斉に聞こえないように呟く。
「え?」
「俺は意外性の男なんだよ!」
誤魔化すように急いで階段を降りる。
「うん…ほんと…意外…」
安斉のセリフは聞こえなかったフリをして。
ああもう、この男は何を言いたいんだ。

映画館から明るい外界に出ようとすると、そこは重く立ち込めた雨雲。
「うっわぁ…」
「あー…参ったな。関矢、傘…持ってるワケないな」
「そっちこそ」
勢いよく落ちてくる雨粒を見守る。
とてもやみそうもない。
溜め息を一つ。
「関矢」
安斉の声に顔を上げる。
「腹空いてきたし、このビルん中でメシでも食わない?雨やむの待ってさ」
「…うん」
ダメだよ、安斉。
待ち合わせして映画見て食事?
ほんとに…デートみたいじゃないか…
しかもベタすぎる。

シネコンの中のファミレス風の店に二人で入った。
「…スリランカカレー」
「え…関矢それ辛いだろ?」
「そうだろうね」
「…俺ダメ、辛いの…ハンバーグ定食にする」
驚いた。
教室であんなに大人っぽく見えた安斉が子供みたいだ。
「……ぷっ」
「あ、何笑ってんだよ!こいつ!」
「だって…」
「あれ?安斉?」
そこに突然耳慣れた声が飛び込んできた。
「久しぶり…って5日ぶりか」
「ちぃーっす」
同じクラスだった岡崎。
安斉とは部活も一緒だったヤツだ。
少し後ろで待ってるのは彼女だろうか。
岡崎は僕の方をチラリと見た。
「関矢と一緒とは珍しいな」
…ズキン
「そんな事ないぜ?俺達一緒に幹事じゃん。結構ウマがあっちゃってね」
「ふう~ん?そうなんだ。ま、いーけど。じゃな」
岡崎が行ってしまってから僕はゆっくり口を開く。
「嘘つき…」
「ん?」
「ウマなんてあった事ないのに」
「そうか?俺は関矢といると楽しいよ」
…本当になんて残酷な男なんだろう。
僕の気持ちを知っていてこんな事を言うんだ。
「岡崎の事なんて気にすんなよ。元クラスメートが一緒にいたって変じゃないだろ」
安斉は優しい。
安斉はズルい。
そうだよ。
僕達の関係なんて所詮は『元クラスメート』でしかないのに。
それなのにこんな事されたら…
期待してしまう。
あり得ないと分かっているのに。
…カレーは何だか上の空の味がした。


食事が終わってもう一度外に向かう。
さっきより勢いは弱いけど雨は降り続いている。
考え込んでると安斉が着ていたパーカーを脱ぎだした。
「どしたの?安斉」
「これかぶって走るぞ。ほら、こっち来いよ!」
安斉に腕を引っ張られる。
一つのパーカーを二人の頭にかける。
「ダッシュ!」
安斉の号令で駆け出す。
雨のせいで人影もまばらな街を二人で駆け抜ける。
顔が近い。
息が届きそうだ。
安斉のペースに遅れないよう必死に走る。
僕達は歩幅を合わせて信号の向こうの軒先に駆け込んだ。

その瞬間。
柔らかいものが僕の唇に触れ、離れた。
茫然としてる僕に安斉はさらっと言う。
「へえ…抵抗ないもんだな」
その言葉が僕の意識を戻させた。
「…なんだよ…それ」
「ん、俺…関矢にキスできるんだなー…って」
「どういう意味だよ!今日は男と付き合えるか実験でもしてたってのか!?ふざけんなよ!お前ホモじゃないくせに!」
「あ…ごめ…」
「自分の事好きな男からかって楽しいのかよ?!どうせ…どうせ俺を好きにならないなら…ほっといてくれ!!」
自分なりの捨て台詞を吐き出すと僕は雨の中に飛び出した。
こんなのいたたまれない。
僕の気持ちは冗談なんかじゃないのに。
頬が濡れる。
雨か涙か分からない。

「待てよ!関矢!」
振り向くと、僕と同じく雨に濡れた安斉に腕を掴まれた。
「その…ごめん…そんなつもりじゃなかったんだ…俺…」
「なんだよ…ご機嫌取りは必要ないだろ。どうせもう会わないし」
「俺がそれじゃイヤなんだよ!!」
……どういう意味?
雨の中無言で二人向かいあう。

「俺さ…その…男をそーゆー対象に見たことないから分かんないんだ…自分がどうしたいのかとか…」
安斉は苦しそうに言葉を絞り出す。
「でもな…なんでか分かんないけど…あの時泣いてるお前見て可愛いって思っちゃったんだよ!!そんで卒業して教室でお前見なくなったら…なんか気になるし…会いたくて…」
安斉の言葉を僕は頭の中で反芻した。
そして結論は、信じられないけど。
「安斉…俺のこと好きなの…?」
「分かんないって言ってるだろ!…てか、そんな…簡単に認められるもんなのかよ…」
僕は首を横に振る。
そうだね。
僕も男が好きな自分を自覚した時は随分悩んだ。
「俺…お前と同じ『好き』なのか分かんないし、言えないけど…でもお前とすっぱり離れるのもイヤなんだ」
「安斉…」
「卑怯かな…」
俯く安斉の髪にそっと手を伸ばす。
彼は一瞬ビクリと震え、安堵と悲しみが混ざったような…なんともいえない表情をした。
ああ。
ここには僕が2年間見つめていたのと違う安斉が揺れている。
いつもクールで飄々として、でも優しい安斉。
そんな彼が好きだった。
とても。
そして今目の前にいる安斉は不安定でズルくて。
なのに、こんなにも愛おしい。

「…ずぶ濡れだよ」
「お前こそ」
僕が微笑むと安斉も笑う。
雨の中、どちらともなく僕らは歩き出した。
僕の微笑みの意味を安斉は理解してくれただろうか。
「また…連絡していいか?」
「うん…」
「また…こんな風に会ったり…」
「いいよ」
「また…お前に触っちゃったりとか…」
「いいよ、安斉なら」
「…………」
急に真っ赤な顔になって黙り込む安斉。
「安斉?」
「…やべ…今俺すっごい嬉しい…!なんで?!」
いいよ。
ゆっくり自分の気持ちと向き合っていけば。

胸に刺さった棘を雨が甘く溶かしていく。
これが。
僕が本当に安斉を好きになった瞬間だったのかもしれない。


★★★★★★★★★★


はい、お粗末なのは毎度ですね☆
やたらセリフだらけなのは二人が私の脳内で勝手に喋ってるからデス。
二人の会話を文章化しないといつまでも脳内が煩いので、たぶん続きあります…
誰も待ってないだろうけど…
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2008/03/16 Sun. 12:29 [edit]

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