イロイロカケラ

オタクで腐女子なオバちゃんのたぶんお絵かき中心ブログ。10/7/1からFC2。それ以前の記事は前のブログで描いたものです。※版権物の二次作品は権利者と全く関係ありません。画像の無断転載禁!

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エウレカセブン、TSUNAMI 

えー、今回は私が時々やっちゃうキャラの(恥ずかしい)モノローグ風SSヴァージョン。
エウレカセブンのメロドラマヒロイン、タルホ視点でお届けします。
(いや、ホントこっぱずかしい文章ですが)(汗)

***************

昔々。
私たちの遠い遠い祖先が暮らしていた星には『海』と呼ばれる水が満ちていて。
そこには『サーファー』と呼ばれる人々が波に乗り、自然と、星と語り合っていたと言う。
まるで私たちがリフをするように。
・・・この間ストナーが訳知り顔で薀蓄垂れていた。
あたしの想い人はさしずめその末裔ってとこね。
トラパーが満ちたこの星で波に乗り。
この星と、コーラリアンと向かい合い、守ろうとしている。
そしてそのコーラリアン、エウレカに選ばれたレントンも・・・。
きっと。


街は単なる廃墟だった。
生命の香りは完全に消えている。
どんな酷いことが起きたのか、あの子達は、偵察に出したエウレカとレントンは察して、また心に傷を負うのだろう。

「もういいわ。帰艦して」
事務的に伝達したけれど。
ここにいる全員が惨状に心を痛めている。
誰よりも隠そうとはしないのがホランド。
あたしは・・落ち込んでいるヒマなんてない。
ホランドの為に出来ることをしなくちゃ・・・。
指を忙しく動かす。
必死にデータの解析をしていてすぐには気づかなかった。
いつの間にか、ホランドが「お前も休め」と声をかけていたこと。
その嘘のように穏やかな、でも疲弊した表情を見るとあたしは堪らなくなった。
自分がホランドをよく見ることも出来ないくらい張り詰めていたことに。
そしてホランドを支えきれない自分に。

部屋で一人アルバムを捲った。
写真の中には若いホランドとあたしが笑っている。
こんな時もあったね・・・。
二人で、何でも話してた頃が。
世界はまだ喜びと希望に溢れていた頃が。
あたしがリフした事がないと言うとホランドはすぐに乗せてくれた。
そしてあたしの世界は広がったんだ。
今のあたしはホランドに何をしてあげられる?
自分で何もかも背負ってしまうホランドに。
重い現実に立ち向かっていくホランドに。
ポケットから鎖を付けた指輪を取り出す。
ホランドがあたしの為に買ってくれた、あたしを守るために潰れた指輪。
ねぇ、知ってる?ホランド。
あなたはあたしに、こんなにも形が有るものや無いものを与えてくれたの。
あたしもあなたに与えたい・・支えたい・・。
でも、それは無理な願いなの?

食堂の前に立つとホランドの話し声が聞こえた。
ストナーやハップ、マシュー達もだ。
「時間をくれ・・」
ホランドの辛い想いを考えると中に入れなかった。
自然と足がラウンジに向かう。
あたしは・・自分の願いから逃げているのだろうか?

ラウンジにはレントンがいた。
雑誌を散らかして、ドリンク剤片手に目の下にクマを作って。
「どうしたの?!」
「タルホさ~ん・・俺どうしたら・・」
憔悴した表情のレントンから話を聞いてみれば。
・・・エウレカに効くアイテム探し?!
もう、おかしくってお腹を抱えて笑ってしまった。
(ついでにレントンのことも何回か叩いてしまったけど)
男共の中で誰かがいい加減なことを吹き込んだらしい。
最近急に大人びたレントンだけど、こんなトコはまだ子供だ。
かわいいし、なんか安心する。
「アイテムって言っても俺リフグッズしか持ってないし」
アイテム、か。
大事なのは物じゃなくって、その人と過ごした時間や想いなんだよ、レントン。
物は思い出を再生するスイッチ程度の意味しかないの。
(思わずお姉さんぽく語っちゃう)
頭を抱えたレントンが急に顔を輝かせた。
「何ですか?あれ」
煌めくトラパーダスト・・・見たことなかったのか。
「濃いトラパーがある時に見られる現象よ」
「じゃあ、近くにいい波があるってことですね!」
波・・・そうだ!
あたしはいい事を思いついた。
「レントン、リフしようか?」

あたしはコントロールの故障と理由をつけて艦を降ろした。
絶好のリフスポットに当然ライダー達は飛び出していく。
さあ、レントン。
君に取って置きのあたし達の『アイテム』を貸してあげるね。
「すげっ!かっこいい~!このロングボードどうしたんですか?!」
「貸してあげる。ただしエウレカと二人で乗ること!」
あの日のあたし達のように。
大丈夫、エウレカを想う気持ちを素直に伝えてごらん。
きっと通じるから。
想うだけで行動しないなんてダメ!頑張れ!!
あたしはレントンと、自分に言い聞かせた。

ホランドのボードを持ってグレッグ博士と座り込んでる彼の元へ向かう。
話のきっかけはやっぱりリフ、だよね。
それにリフが大好きなホランドだから、きっと元気が出る。
「リフしようよ。リハビリも兼ねてさ」
うなづいたのに中々ボードを取らないホランド。
「リフ・・しないの?」
「これが最後のリフになるかと思ったらな・・・。もうリフのチャンスなんて無いだろうし」
最後・・・!
ホランドの決意が、現実感を持って胸に届いた。
『敵』と正面からぶつかるつもりなんだ!
・・・命を賭けて。
呆然としたあたしを置いて、ホランドはボードに乗った。

信じられない光景だった。
低くヨロヨロとしか進まないボード。
倒れるホランド。
それが繰り返されていく・・・。
これがあのリフの天才、最年少チャンピオンのホランド?
・・・ホランドの身体はここまでボロボロだったのだ。
あたしは何を見ていたんだろう?!
ホランドの為なんて・・嘘だ。
「もう・・やめて!やめて、ホランド!!」
涙が溢れる。
駆け寄るあたし。ボードに立とうとして倒れるホランド。
「かっこ悪いな、俺・・。ごめんな。俺リフだけが取り柄なのに」
かっこ悪くなんて無い、もう何も言わないで!
「俺リフが、この星が好きなんだ。だからこの星を壊す奴を許せない。守りたいんだ。こんな俺を好きでいてくれるお前のことも・・」
涙を拭おうともせずホランドは言った。
ホランド、あなたはやっぱりあたしの欲しいものをくれたよ。
あたしはホランドを好きでいていいんだね?
照れ隠しにポケットからハンカチを出すと、あの指輪が転がってきた。
ハッとしたように指輪を見るホランド。
「これ、ちょっと貸してくれないか?」
え?どうするの?
そう思ってたら・・・・
顔を上げるとあのロングボードに乗ったレントンとエウレカ。
すごくいい顔している。
この先あの二人には辛い事が待っているかもしれない。
でも、今のこの時が『輝く想い出』として心を照らしてくれたなら。
二人の絆となり支えになったなら。
きっと耐えていけるだろう。
あたし達のように。
あたしはホランドと微笑みあった。

ホランドは決意をメンバーに伝えた。
これからは命を賭けた戦いになる。
だから意に沿わない者まで巻き込む訳にはいかない。
「ゲッコーステートは今日をもって解散とする」
みんな・・・今までありがとう。
これからは、あたしはホランドを支え、ホランドはあたしを守る。
あの指輪が二つに分かれてあたし達の指にはまっている。
それがあたし達の誓いの証し。

ブリッジにはホランドとケンゴー、そしてあたし。
これが月光号のオリジナルメンバー。
・・・少し寂しいけど、これからの旅路にはこれでいいのかも。
そんな事を思っていたら、ハップが当然のようにやってきた。
ハップだけじゃない、ギジェットも、ジョブスも・・・みんな・・・。
「みんなで話し合ったんです。ホランドがやろうとしてる事は今までゲッコーステートがやってきた事と同じなんじゃないかって」
レントン!エウレカ!
みんながホランドを支えようとしている。
ありがとう、ありがとう!
ゲッコーステートは生まれ変わった。
ホランドは今本当のリーダーになった。
さあ、あなたの目的のために。
行きましょう!みんなで!


**********

ひ~・・・
SSヴァージョンにすると長いですね。
(タルホの出てくるシーンだけなら短くなるかと思ったが甘かった)
ここまで読んでくださった方、恥ずかしい文章にお付き合いくださってありがとうございます。
(恥ずかしいってのはエロとかじゃなくて、クサイとか拙いって意味ですよ!)←(何言い訳してる)

えーと、文中に入れられなかった今回のツッコミポイントは。
・「エウレカのコーラリアンとしての数値が上がっている」ってどんな数値なんですか?
・鼻水垂らしながら泣くホランド。レントンも涙と鼻水はセットだが女性キャラは泣いても鼻水出ませんね。
・ドギー兄さん、仕事あったのか!
・トレゾアの皆さん、いつ降りたんですか?
こんなトコでしょうか。
来週はノルブ師が男前ぽくて楽しみですv
それにしてもジョン・ヘンリの指輪、私も欲しい。
(潰れてたり分かれたりしてないのを)
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2005/12/08 Thu. 11:16 [edit]

category: 未分類

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コメント

あたしはタルホ・・・!(笑)

ハトははさん、こちらこそどうも♪

>なんか読んでてウルウルっときちゃいましたよ
嬉しいお言葉ありがとうございます!
SS風に書く時はできるだけキャラに入り込むようにしてるんですよ。
(マヤが仮面をかぶるように)(笑)
今回は「タルホの気持ち、タルホの気持ち・・・」と念じながら書いてて。
実は途中で泣いてしまいました(恥)
(アニメ見たときは泣かなかったのに)
楽しんでもらえたら何よりです♪

>ゴン爺
あー☆忘れてました。
そーいや、いなかったですね。はて?

それでは、また!

うっちー #79D/WHSg | URL
2005/12/09 16:14 | edit

ウルウル・・

こんばんは~♪
TBコメントありがとうございました!

なんか読んでてウルウルっときちゃいましたよ。
すごい素敵
ホランドの復活も良かったけど、タルホたんの愛あってのこと。
うっちーさんの女性視点がすごくしっくりして、
読み入ってしまいました。
笑かすのが上手い人は、泣かせも上手いのだ☆

>トレゾアの皆さん、いつ降りたんですか?
人に言われるまで気付きませんでした~。
あとゴン爺どうしたのかな・・とかも。

ハトはは #79D/WHSg | URL
2005/12/08 18:24 | edit

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