イロイロカケラ

オタクで腐女子なオバちゃんのたぶんお絵かき中心ブログ。10/7/1からFC2。それ以前の記事は前のブログで描いたものです。※版権物の二次作品は権利者と全く関係ありません。画像の無断転載禁!

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オリジナルSS『12ヶ月』#7 ai tai あなた 【加筆修正版 後編】 

7月にUPしたオリジナルBLSSの加筆修正版、後編です。
前編よりこっちの方が変更が多いです。

あ★コレ重要。

エロエロですからねっ!!
18禁シーンありますからねっ!!!


お読みになる方はその辺ご了解の上でお願いしますΓ○;
語り手は岡本、上杉、岡本の交互です。

*************************************


目の前の男が、抑揚のない声で俺に告げた。
「前田さんなら来ないよ」
「………うえすぎ?」
その言葉の内容は予測していたものだったけど。
……どうして?
まさか…前田さん……?
困惑を隠せない俺を上杉が静かに見下ろす。
その眼に背筋が震えて。
「あ、あの、俺っ!」
「引率教師がいないからって遅くまでフラフラしてちゃいけないな。ホテルに戻るよ」
俺は言い訳もできずに店から連れ出された。
上杉の口調はいつも通り落ち着いてるのに、その声や表情は見たこと無いくらい冷たくて。
掴まれた腕だけが妙に熱かった。
意外なほどの力強さに俺の足はモタモタと引きずられていく。
「…なんで?」
思わず零れた言葉。
それは上杉の耳にしっかり届いてしまった。
「なんで?それはこっちのセリフだよ」
硬い声と共に振り向く上杉の眼は昏くて、熱くて。
…怒らせた。
普段あんなに穏やかな上杉を俺は怒らせた………

道中上杉は何も訊かず、俺も何言えなかった。
ただ無言でホテルへの道を進む。
腕はがっしりと掴まれたままで。
ほんの10分くらいの距離のはずなのにやたら長く感じる。
沈黙に耐えかねて、何を言っていいか分からないけど口を開きそうになった時。
「え?」
上杉は急に狭い路地に入り、そこからネオンが瞬く建物に入っていった。
引っ張られるままの俺の目の端に看板の『ご休憩、ご宿泊』の文字が映る。
あっけにとられてる間に上杉は無言で部屋の写真が並ぶ大きなパネルのスイッチを押して、スタスタと廊下を進むと番号を確認して多くのドアの内の一つを開けた。
「う、上杉。泊まってたホテルに戻るんじゃないのか?」
おずおずと話しかけると上杉の手が俺の肩にかかり、あっという間に広いベッドに体を倒された。
抑え込まれた俺は動くことができない。
「ビジネスホテルで大きい声出されても困る」
「お、大きい声って…」
「前田さんとこういう事するつもりだったんだろう?」
上にのしかかる上杉の俺を見下ろす瞳が冷たいのに燃えるようで。
綺麗で怖くって、胸が押しつぶされそうだ。
そんな風に思ってたら、その顔が近づき口を塞がれた。

「んっ…んん!」
歯の隙間を執拗に舌でなぞって、わずかな隙間から熱い舌が入り込んでくる。
そして口の中で生き物のようにうごめく。
舐めて、絡めて、吸って。
口蓋の上を執拗になぞられると下半身に熱が集まってきたのが分かる。
「ふ…あっ……」
漏れる声が恥ずかしいけど抑えられない。
今まで舌を入れるキスを上杉に数回されたけど、それとは全然違う。
気がつくとキスと同時に背筋や小さな乳首も撫でまわされていて、与えられる刺激に頭がおかしくなりそうだ。
「あんっ…んん……あ!」
視界が朦朧としてくる。
抵抗する気力もない、だらしなく口の端から唾液が流れる俺の耳元に上杉は冷たく囁いた。
「そんなに前田さんに抱かれたかったの?……淫乱」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

快感に蕩けていた岡本の目が見開かれた。
そして思い出したように俺の体の下から抜け出そうともがきだす。
ダメだよ。逃がしたりするもんか。
俺の手にこもる力に、岡本の体がビクリと怯える。
自分で分かってるさ。
酷い事を言っている、酷い事をしようとしている。
でも否定してくれない事に傷ついてもいるんだ。
……身勝手。
俺が岡本を好きになったのも、岡本に好かれてると思ってたのも。
ああ、十分分かっているさ。
今まで好きだから大事にしたかった。
なのに今は好きだからメチャクチャにしたい。
その体に自分を刻みたい。
こんな凶暴な衝動が自分の中にあることを初めて知った。
嗜虐的な気分で耳朶に歯を立てる。
「…っつ!」
「邪魔したからね。代りに俺が抱いてやるよ」
「でっ…でも、お前抱かれる方なんじゃ…」
「やり方くらいは知ってる」
抱くのは初めてだけど、どうすれば感じるかは分かってる。
それに。
服越しに下腹部をすり寄せると岡本は目を逸らして体をよじった。
さっきの岡本の反応で俺の下半身は十分昂ぶっている。
「あ…あの……俺…」
「何?今さら怖いなんて言わないよね?こうされるつもりだったんだろ?…前田さんに」
岡本の手に力が戻った。
俺を突き飛ばしてベッドから降りようとする。
逃がさない。
岡本のハーフパンツの腰を後ろから掴むと、それは彼の動く勢いで下着と一緒に一気にずり下がった。
「あ……」
下半身を露わにした岡本が顔を真っ赤に染めている。
震える足を掴み、その指先を口に含んだ。
「んっ…!」
岡本の背中がビクビクと反りかえる。
俺は再び岡本の上にのしかかり舌をあちこちに這いまわす。
唇を噛み締めながらも体は俺の刺激に合わせて震えて、その中心は徐々にそそり立ってくる。
「あ……あぁん!」
耐えきれずに声が漏れた。
知らなかったよ、こんなに感じやすいなんて。
苦しげに眉を寄せながら乱れるその姿はいつもの子供っぽい表情の岡本とはまるで違っていて。
これは前田さんがそそられるはずだ。
そんな考えが頭をよぎった瞬間、俺は岡本の乳首に歯を立てていた。
「いっ…!」
とっさに岡本の腕が俺の胸を押し返そうとする。
「…俺じゃ嫌なんだ?前田さんなら良くて」
腕の力がすぐに緩んだ。
そして岡本は目を伏せたまま「ごめん」と呟き、俺の肩を抱きしめた。
胸が、苦しい。
こんな事してしまう自分が苦しい。
俺は岡本の腕をはがし、その下腹部に顔を埋めた。

「あ…な、なに…」
岡本の問いに答えず、彼のそそり立ったものを口に含む。
「…だ、め!それ………う、あ…あん…!」
舌先を存分に動かして丁寧に舐めあげる。
カリに軽く歯を立てると、先端に舌を差し込むと、岡本の体は大きくビクつく。
透明な液が滲んでいる。
その反応をみながら、今度は小さく窄まった後ろの穴に指先を差し入れてみた。
岡本の体が固まる。
「……や…」
「こうして欲しかったんだろ?」
皮肉な笑みを浮かべてベッドヘッドの棚からローションとゴムを取りだす。
「違…!い、いっ!」
身を竦ませた岡本の腰を押さえながらローションを塗りたくった指を根元まで差し込んだ。
きゅうっと肉に挟まれる感覚にドキリとする。
岡本の目は潤んでいて今にも涙が零れそうだ。
その表情に更に煽られる。
指を動かしてみる。増やしてみる。
「あ…やだ…それ、ああ…んっ…んっ!」
その度に岡本の腰が揺らぎ中が動く感覚があり、いつの間にか夢中になっていた。
そうか、こういう風に「入れたい」と思うのか。
「うえすぎぃ……お、おかしく…なりそ……ん…もう…や…」
蕩けた声をあげる岡本の懇願するような目を見たら、もう理性なんて欠片もなく吹き飛んだ。
ゴムを付けるのももどかしく、岡本の体をひっくり返し腰を掴むと自分のものを性急に推し進める。
「い、いたぁあっ!あっ!」
「う…あ…」
急ぎ過ぎたのか、岡本が高い悲鳴をあげ背中をのけぞらせる。
俺も思わず声が漏れる。
引き込まれそうな感覚に眩暈がしそうだ。
そうだ…動くんだった……
ゆるりと腰を進めると中がまたきゅうっと絞まる。
「お、岡本…締めすぎ……息吐いて」
「え?わ、わかんない。ねえ何?これ…なんか……ヘンだよ…ねぇ…んん…」
パニックを起こしたのかしゃくりながら舌足らずの喋り方をする岡本。
「おか、もと……岡本…」
「あ…う、うえす…ぎ?」
やっと目の色が戻ってきて。
息を吐いたと思ったら強く引き込まれて、ものすごい気持ちよさだ。
俺は腰を強く打ちつけて、できるだけそこに意識を集中させる。
「…あ、あん…うえすぎ……うえすぎ…やあっ!…ああん!」
岡本の声が少しずつ高く大きくなる。
「いいの?岡本…」
「…あっん…ん、ん、ん…」
「前田さんと、どっちが?」
俺の問いに岡本は声にならず首をただ横に振っていた。
…まともに答えられるわけないか。
自分に苦笑しながら動きを速める。
岡本の中がビクビクと蠢く。
「あ…あ…お、おか…」
「う…うえすぎぃ…」
どくん。
俺は初めて人の中で射精した。
俺のものが中で震えている間に岡本も細い声をあげて達した。
ぐったりと岡本の上に覆いかぶさる俺、瞳に涙を溜めながら放心した岡本。
二人で動けなくてじっとしていた。

ずっと。
肌を合わせたいと思っていた。
その日が来たら幸せだろうと思ってた。
なのにこの胸にポッカリ穴が空いたような気持はなんだろう。
岡本がそっと俺の髪に手を伸ばした。
「上杉…泣きそうな顔してる」
「…泣きたいのはそっちだろ」
とっさに手を払う。
優しい声が、仕草がこんなにも痛い。
「前田さんに抱かれたかったのに俺なんかに犯られちゃって」
岡本の顔が悲しげに歪む。
でも。
苛立つ気持ちはおさまらない。
「…そんなに前田さんがいいの?」
こんなこと言いたいわけじゃないのに。
「俺じゃダメで…あんなロクデナシがいいの?!アイツはそんなに良かったんだ?ああ、お前の体をこんなにしたのもアイツなんだよな?お前の傍でずっと好きだって言ってた俺なんかよりいいんだよな!」
ダメだ、言葉が抑えられない。
「そうさ、みんな…そうなんだ……みんな…俺を愛しちゃくれない…みんな…置いていくんだ…」
みんな、みんな、みんな。
俺が生まれる前に姿を消したという実の父親。
他所の男と駆け落ちする途中に事故死した母親。
世間体のためだけに俺に金を出し続ける義父。
俺を犯して、男の味を覚えさせてから消えた家庭教師。
どんなに「好きだ」と言っても俺だけのものにならなかった前田さん。
「遊びだ」と念を押しながら過ぎ去っていった男達。
誰も、誰も、俺の元に留まってはくれなかった。
岡本…お前までも。
「…俺の…傍には……誰も………岡本……お前…だけだったのに……」
「上杉!」
頬を熱い水滴が流れて、自分が泣いてることに気がついた。
岡本が俺の肩に顔を埋める。
「俺は…上杉が好きだよ」
……胸に楔を打たれたかと思った。
「…嘘だ」
「嘘じゃない!」
「じゃあ、なんで俺に黙って前田さんに会おうとするの?!」
「確かめたかったから」
………何を?
「…俺が抱かれる側の男なのか、確認したかった」
「何を今さら?!お前あの人にもう抱かれたんだろ?」
「誤解だって!あの人にはちょっと触られただけだ!!こんなことお前が初めてでっ…」
え……?
あの男………思わせぶりな言い方しやがって!
「俺…男を抱ける奴じゃないとお前とちゃんと付き合えないんじゃないかと思ってたんだ。だから…」
「前田さんで試そうと思ったの?」
「…うん」
はーーーーーーーーーーーーーーーっ。
大きな溜め息が出た。
「…やめてくれ」
「上杉?」
「俺は…岡本が相手だったら抱こうが抱かれようがどっちでもいいんだよ」
岡本の頬が赤く染まる。
「お前が前田さんに抱かれたかと思っただけでこんなおかしくなるんだ」
「…うん」
「頼むから…俺だけを見てて」
「…うん」
「本当に…俺だけが好き?」
「…うん」
俺の大好きな、岡本のまっすぐな瞳が少し潤んで俺を見つめる。
唇を近づける。
そっと触れると、泣きそうになる。
「…酷くして、ごめん」
岡本はただ照れたように微笑んでた。
いつもの子供っぽい笑い方。
俺にとって眩しくて愛おしい、何よりも大切なもの。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

そして翌日。
駅のホームにはあの人が来ていた。
「いやーーーー、上杉は流石だよなぁ。うちの教授も褒めてたぞ?」
「お世辞はやめてください。前田さん」
「お世辞なんかじゃないって!マジ!大マジ!」
今回の本来の目的である学会発表とシンポジウムは上杉によって滞りなく終了した。
俺はと言えば、上杉の横でただ痛む腰をさすっていただけだった。
「あなたにお願いしたいのはもう俺達にちょっかい出さないでくれって事だけなんですけどね」
上杉が冷たい声で言い放つと前田さんは苦笑い。
こいつ…前田さんには敬語で毒舌なんだ。
こんな態度とられて追いかけ続けるなんて、前田さんって実はMなんだろうか?
そんな事考えてたら前田さんの目がこっちを向いた。
「な、なにか?」
「いや…お前にも悪かったなーとか思って」
「…別に」
横を向いた俺に前田さんはそっと耳打ちした。
「上杉にヤられたんだ?なんかお前色っぽくなったぞ?惜しいことしたかもな」
上杉の目がキリリと吊りあがる。
「前田さん!!!」
「ははは★お前の恋人こえーなあ」
「ええ、もうあなたのお世話になる事は一切ありませんから!」
発車ベルが鳴る。
上杉が急いで俺の手を引いて新幹線に乗り込む。
ホームではにっこりと微笑みながら手を振る前田さん。
その姿は他の景色と一緒に流れていった。
あっけなく。
席につくと上杉はホッとしたように呟いた。
「…終わった」
そして俺を見て弱々しく微笑む。
しっかりものの上杉なりに緊張していたんだろうか。
それとも俺の事で疲れさせた?
なんだか申し訳ない気分でいると、やがて静かな寝息が聞こえだした。
長い指先は俺の手に絡みついている。
眺めていると、ついついその指が昨夜俺にした事を反芻してしまい顔から火が出そうになった。

…衝撃的だった。
あんなにも求められていたなんて思いもしなかった。
あの泣き顔に覚悟を決めたんだ。
いつも理性的な上杉の、なりふり構わない姿を心から愛おしいと思った。
好きを越えて。

それなのに俺はホームの前田さんの笑顔も物足りなく思ってる。
「惜しいことしたかもな」そんな言葉がすごく嬉しい。
前田さんに会いたかったのも本当。
…上杉の指先をそっと弄んでみる。
そして無意識に前田さんの手と比べている事に気づく。
たった一度、抱かれたとも言い難い関係なだけなのに。
上杉の事が好きな人なのに。

徐々に日暮れていく景色の流れをぼんやりと目に映しながら思う。


俺が会いたかったのは

素顔の上杉?

それとも前田さん?


《fin》
*************************************

はい!読んでくださった方お疲れ様でした!!
そしてココまで引っ張っといて岡本まだそんな事言ってんのかよ!★
とんだビッチだ(笑)

加筆修正したことでより重い感じになっちゃいましたかね?
Hシーンはより強姦ぽくなったし上杉のヘヴィな過去もいきなり出て来ちゃったし。
ライトな感じが好きな方は修正前の方がいいかもしれませんね。
お好きな方を本筋だと思ってくださって構いませんよww

一応次の話も考えてます。
8月で「夏休み」とゆーお題で。
もう9月だけどwwww
前田先輩はまた出す予定ですよ!
私のお気に入りキャラだから♪
いつ書きあがるか分かりませんが良かったら続きも読んでいただきたいですv(#^.^#)
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2009/09/09 Wed. 17:20 [edit]

category: オリジナル小説(BL)

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2017-06
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