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イロイロカケラ

オタクで腐女子なオバちゃんのたぶんお絵かき中心ブログ。10/7/1からFC2。それ以前の記事は前のブログで描いたものです。※版権物の二次作品は権利者と全く関係ありません。画像の無断転載禁!

オリジナルSS『12ヶ月』#4 4月のバカ 

そういやしばらくSS書いてないなーと思いまして。
リハビリにオリジナルSSシリーズの続きやってみる事にしました。
放置してる間にどんなキャラだったか忘れたので以前書いたのを読み直したりしてww

前回までは岡本くんの語りでしたが、今回の語り手は上杉くん。
BLですがエロはなしww
初めて読む方はカテゴリーの「オリジナルSS」から探して第1話から順番にお読みくださいませ♪


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「……いい天気だな」
勉強も煮詰まってきて、気分転換に部屋の掃除でもしようと窓を開けると青空が目の前に広がった。
今日から4月。
バイトもしない、恋人もいない春休みは長くて持て余してしまう。
恋人………にしたい男はいるのだけど。
岡本の顔をボンヤリと思い浮かべる。
らしくないくらい臆病になってると自分でも思う。
それは今まで付き合ってきた男達とはタイプが違いすぎるから?
それとも………


不意に机の上の携帯が震えた。
着信画面を確認した途端気持ちがはずむのが分かる。
はやる気持ちを悟られないように努めて冷静な声を作る。
「…岡本?」
『よぉ、久しぶり。まだ生きてたか?』
「…勝手に殺すなよ。珍しいな、そっちからかけてくるなんて。今春期講習だろ?」
『うん…あのさ、言っておこうと思う事あって』
ドキン。
「なんだよ?改まって」
何を言われるのか、期待と恐怖がないまぜになる。
心臓の存在をこんなに意識したことはない。
『俺さ、志望私立文系で出してたんだ』
え……?
「それって…」
頭の中が真っ白になる。
3学期に俺が国立理系を志望すると言った時、岡本はすぐに自分もそうすると言ってくれた。
それなのに……
『俺、お前みたいに頭良くないしさー』
「で、でも今の成績より少し上がれば問題ないし…そのために春期講習行くって……」
声が上擦る。
『ごめん。春期講習……行ってないんだ』
岡本は俺と離れようとしてるのか?
いつか道が分かれるのは覚悟してた。
でもそれはもっと先だと思っていたのに………
一緒にいるための努力をしてくれてると思っていたのに!

責めたくて、でもそんな権利が自分にあるはずない事も分かっていて。
口を開いても言葉が出てこない。
岡本も黙り込む。
その時、岡本の後ろをざわざわと人が通り過ぎる気配が聞こえた。
『あ、岡本ーーー!午後は数学からだったよな?課題終わった?』
………………………………………………
「…誰が講習に行ってないって?」
『あはははははは★やっぱ聞こえたか?』
今頃になって今日が4月1日である事を思い出した★
『なあ、焦った?怒った?』
「…呆れた」
『うっそ?!怒ってるんだろ?』
「怒ってない」
岡本はたまに俺の気持ちを試すような事を言う。
それは俺への好意からだと信じたい。
今日の嘘も。
………そうだな。
俺も4月1日の嘘をついてみようか。
「岡本とコースが分かれても何てことない」
『嘘!焦ってたクセに!』
「本当だよ。岡本の事信じてるから」
『ええ~~~?★』
信じてなんかいない。
元々ノン気の岡本の気持ちが自分に向かっているのか、不安でたまらない。
だからこれは岡本と、自分への嘘。
無条件に岡本が俺を好きになってくれると信じられたら………
そんな、願望を込めて。
『ま、いいや。じゃー俺も頑張っちゃってるんで多分次も同じクラスになれると思うから。またな』
「うん、またな」


『またな』
そんなありふれた言葉が宝物のように思える。
今まで岡本の声が聞こえていた携帯がとても愛おしく感じる。
ねえ。
俺が想ってる何分の一くらい岡本は俺を想ってくれてる?

「……バカは俺か」
苦笑いを一つ。
そして俺は緑の香りを含んだ風を吸いこんで、窓を閉めた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

なんか半端な終わり方★
うん…まあ……リハビリだからネ!(苦笑)←(開き直るな★)

じれったい二人にイライラする方もいらっしゃるかもしれませんが、この二人はゆっくりと進めてあげたいんです。
何しろ一年計画だから(笑)

さあ次は5月か。
……5月病とか?ww
GWネタはやんないですよ!
私はGW働いたんだから、こいつらだけ遊ばせてなんかやるもんか!!←(ちょ★)
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2009/05/04 Mon. 21:14 [edit]

category: オリジナル小説(BL)

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2009-05